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部会長からのメッセージ

部会長 岩渕 好治 教授

 竹本 佳司 前部会長の後任として、2020年4月より2年の任期で、日本薬学会・化学系薬学部会長を拝命しました東北大学薬学研究科の岩渕 好治と申します。どうぞ宜しくお願い申し上げます。

 化学系薬学部会は、薬学と有機化学に関連する幅広い研究領域の発展に貢献するため、2002年に創設されました。爾来、物質創製のための化学技術と医薬創成のための生物活性物質探索ならびに活性発現機構解明をはじめ創薬研究の要となる様々なトピックスに関する研究討論会や情報交換会を企画・開催し、他部会や他学会の研究者との橋渡し役と産学官から国際連携の機会提供を通じて、最先端の研究と科学技術の普及と融合の促進に資するべく活動を展開して参りました。

 本部会は、上述した理念のもと、若手研究者の育成に主眼を置いた「次世代を担う有機化学シンポジウム」と、学生から教員まで幅広い世代の薬学研究者が一堂に会して討論する「反応と合成の進歩シンポジウム」を開催しております。「次世代を担う有機化学シンポジウム」は若手教員と大学院生による口頭発表とその後のディスカッションで活発に討論する意欲的かつ教育的なシンポジウムで、毎回30件を超える演題と300名前後の参加者を集めて開催されております。一方、「反応と合成の進歩シンポジウム」は口頭発表とポスター発表形式で化学系薬学研究における最先端の研究成果を約200件と400名前後の参加者を集めて発表・討論する場を提供しています。いずれのシンポジウムにおいても、優れた研究発表を行った学生に対して、優秀発表賞を3〜5件程度授与しています。令和2年度より、「次世代を担う有機化学シンポジウム」では英語による優れた研究発表をした若手研究者に「レクチャーシップ賞」を授与することとしました。なお、本部会では平成29年度より、有機化学の発展に広く寄与する研究成果を挙げた研究者に「化学系薬学部会賞」(2件以内/年)を授与し、その業績を顕彰しています。

 現在(令和2年4月時点)、世界は想像を超えた感染症の脅威に曝されています。また、癌やアルツハイマー病をはじめとして未だ満たされていない医療上の問題が山積されており、生命・健康そして社会を支える薬学には大きな期待が寄せられています。本部会は、化学系薬学の意義と次世代を拓く薬学研究教育のあるべき姿を議論して、その実現に向けて責務を果たす所存です。部会員各位のご理解とご支援ならびにご指導を切にお願い申し上げます。