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第7代部会長 向 智里 教授からのメッセージ

第7代部会長 向 智里 教授

2002年に設立されてから今日に至るまで、化学系薬学部会は薬学研究の中枢をなす主要部会の一つとして活動を続けてきました。その主たる柱は二つの有機化学系シンポジウム、即ち、薬学に集う全世代の有機化学者を対象とした「反応と合成の進歩シンポジウム」と大学院生を含む若手研究者を対象とした「次世代を担う有機化学シンポジウム」を主催し、質の高い発表と活発な討論の場を提供することです。

有機化学は薬学教育•研究の基礎であり、根幹をなすものであることに異議を唱える人はいないでしょう。一方で、学士課程に6年制が導入された平成18年以来、薬学有機化学を取り巻く環境は大きく様変わりを呈しています。先人から受け継いだ伝統を維持するとともに、更なる高見を目指して発展させ、次世代へ橋渡しすることが、現役世代の我々に課せられた使命の一つであることは間違いありません。その使命を果たすためには、本部会の構成員が自らの研究を活発に展開して実りある成果を挙げ、薬学有機化学の底力を示していく必要があります。それを側面から支えるべく、従来の化学系薬学部会の活動に加え、新たな動きを模索していきたいと考えています。

皆様にご理解を賜り、これまで以上のご支援とご協力をお願いする次第です。