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第4代部会長 福山 透 教授からのメッセージ

第4代部会長 福山 透 教授

有機化学、特に薬学のそれは、医薬的に役立ちそうな化合物を可能な限り独創的かつ効率的に合成するための 新規な反応開発や効率的な合成戦略の確立が重要な課題です。 化学系薬学部会の柱となる活動に「反応と合成の進歩シンポ」と「次世代シンポ」の二つがありますが、今年度 初めて次世代シンポに参加させていただきました。 学生を含めた若手研究者が活発に質疑応答する姿は、より大きなシンポジウムではなかなか見ることが出来ず、 私は感動すら覚えました。 ところで、薬学6年制も2年後には最初の卒業生が世に出て行き、特に私学での研究環境が悪化するのは多くの 方々が実感されていることと思います。 このような逆境においても、お互いに切磋琢磨して実力を高めていく事 で将来が開けていくことでしょう。

日本の有機化学の力強い発展のために化学系薬学部会の会員諸氏の更なるご努力を期待するところです。